ICBA 子どものための草の根支援 3.11 東日本大震災

国際児童文庫協会(ICBA)は1979年創設以来、複数の言語と文化を生活の中で経験しながら成長している子どもたちのために活動をしています。日本国内では、日本語以外の言語、海外では日本語の児童書を備えている家庭文庫です。本を読むことを通じてそれぞれの文化に触れることを軸とし、ボランタリーで協力している大人たちや他の子どもたちと楽しく話し合うことによりそれぞれの言語を自然な形で保つように努力しています。

 

今回の東日本を襲った大震災と津波のニュースに接し、ICBA各国の文庫とともに、被災地のみなさまのお役にたてることを行いたいと考え、草の根支援を開始いたしました。日頃の活動で培ってきたものを活かしながら、人と人とがつながる支援をおこなっていく所存です。

 

ICBAはこの未曾有の大災害の復興は一朝一夕に出来ることではなく、特に幼い子どもたちをお互いに顔が見える形で長期にわたって支援したいと考えました。それが「草の根支援」と名付けた所以です。

 

 

  • 友情カード

「草の根支援」には被災者の方々を物質的に支援するだけでなく、出来ることなら心の回復にも役立ちたちという気持ちを込めております。文庫の子どもたちの手作りカードを幼稚園の子ども達にお送りすることを考えています。UK支部からカードをお送りした岩手県山田町の龍昌寺のご住職が「友情カード」と名付けて下さいましたので、これからメッセージカードをそのように呼ばせていただき、折に触れて送っていきたいと思っています。

  •  英語の絵本と日本語の絵本

「草の根支援」では出来ることなら、被災地でどのような支援を望んでいるのかという現地の声を反映したいと願っております。幼稚園の子どもたちは英語を習っているので、外国の幼稚園で使っている英語の絵本やゲームのご要望をお聞きしました。日本語の絵本も紹介して欲しいとの声もありましたので、そちらも少しずつ届けていきたいと考えています。

 

  • ICBA親善大使

子どもたちに楽しい時間を与えるべく、英国でも東京でも子どもたちに人気の高い絵本作家のアート・ワークショップを被災地で開くことも将来の計画の一つに考えています。

日常生活の復興が進むにつれて現地の事情も変化することが大いに考えられます。そのことを念頭におきながら、常に現地の要望を伺って適切なプロジェクトの提案をする努力をしつつ、長期に渡って支援を続けたいと願っています。

 

以上のような活動を行うには、資金が必要です。より有意義な、関わるものにとってもやりがいのある支援となるようにしていくよう努めて参りますので、ICBA草の根支援の活動のための資金によるご支援もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ICBA UK支部においては、岩手県山田町龍昌寺を通しての支援活動がおこなわれています。連携して「ICBA子どものための草の根支援」を進めていますが、UK支部主体の支援活動につきましては、UK支部のホームページwww.kodomobunko.org.uk をご覧ください。

 

岩手山田町にて
岩手山田町にて

ICBA子どものための草の根支援募金

     振込先:

     「草の根支援 国際児童文庫協会」

三菱東京UFJ銀行 渋谷支店  普通 0314550


 

きたむらさとしさんによる「紙とあそぼう」ワークショップ

福島県双葉地域9校の小学校1年から6年生の47名の子どもたちを対象にボーイスカウト連盟主催のニコニコキャンプとのコラボ企画

最終日の2012年8月10日(金)10時〜12時

那須野野営キャンプ場にて